臨床試験

臨床試験とは、医療における疾病の予防・診断・治療方法の改善、疾病原因・病態の理解、並びに患者さんの生活の質の向上を目的として、患者さんを対象に介入を行う研究(臨床研究)です。

臨床試験とは

臨床研究は病気の予防、診断や原因究明、治療方法の改善等のために、ヒトを対象として行われるすべての研究で、観察研究と臨床試験からなります。このうち臨床試験は、新しく考案された治療法や新しい薬が広く使用される前に、有効性・安全性を評価する目的で行われます。臨床試験には、治験と自主臨床試験が含まれます。治験は製薬会社などが厚生労働省の承認を得るために行うものです。一方、自主臨床試験は実際の診療に携わる医師が医学的な必要性・重要性を鑑みて、立案・計画して行うもので、厚生労働省の承認を必ずしも目的としません。
すべての臨床研究は、開始前に倫理性、科学性が確保され、適正に実施することが可能かどうかを該当する委員会(医学部倫理委員会、または臨床試験審査委員会)で審査し承認されています。

臨床試験に参加するメリットとデメリット

臨床試験に参加されると、これまでの標準治療を超えた治療が行えるメリットがある反面、新しい治療法や薬の効果は現段階では明らかではないという不透明な面もあります。しかし、より良い治療法の開発のためには臨床試験は不可欠であり、患者さんのご協力なくして成し遂げることはできません。当科では多くの自主臨床試験・治験に積極的に参加しております。

参加可能な臨床試験・治験

【膵癌】
「膵癌の診断・治療モニタリングにおける血中アミノ酸濃度の意義に関する探索的臨床研究」
「転移性膵がん患者を対象としたBBI608とnab-パクリタキセル+ゲムシタビン併用の第3相試験(治験)」
「腹膜播種を伴う膵癌に対するゲムシタビン/ナブ-パクリタキセル点滴静注+パクリタキセル腹腔内投与併用療法の第Ⅰ/Ⅱ相試験(先進医療B)」
【胆道癌】
「切除不能・術後再発胆道癌にFOLFIRINOX療法の第2相試験」(先進医療B)
【胆道ドレナージ】
「良性胆・膵管狭窄に対する抜去用ストリング付covered metallic stent (Niti-S Kaffes stent)の有用性を検討する探索的臨床研究」
【胆道感染】
​「内視鏡的胆道ドレナージ後の総胆管結石性胆管炎におけるfever-based antibiotic therapy と guideline-based antibiotic therapyの多施設共同無作為化比較試験」
【EUS関連手技】
「切除不能悪性中下部胆管閉塞症例に対する超音波ガイド下胆道ドレナージの安全性と有効性を評価する多施設共同前向き試験」
「上部消化管術後再建腸管を有する切除不能悪性胆道狭窄に対する、超音波内視鏡ガイド下経消化管経肝胆管ドレナージ術の有用性と安全性を検討する前向き観察研究」
「急性胆嚢炎に対する超音波内視鏡ガイド下胆嚢ドレナージ術の有用性と安全性を検討する前向き探索的臨床試験」
【観察研究】
「胆道・膵疾患の治療成績・長期予後に関する研究」
 →詳細PDF
「胆道・膵疾患に関与する遺伝子の探索に関する研究」
「急性膵炎の初期治療における予後判定因子としてのFluid Sequestrationの重症度・予後との相関に関する検討」
 →詳細PDF
「消化器がん新規治療標的の検討」
 →詳細PDF
「内視鏡的逆行性膵胆管造影およびその関連手技における胆管深部挿管成功率および偶発症の検討」
 →詳細PDF
「がんと静脈血栓塞栓症の臨床研究: 多施設共同前向き登録研究 Cancer-VTE Registry」
「膵疾患に関する体液中の核酸バイオマーカーの探索」
「膵癌化学療法患者における栄養状態の動向についての実態調査」

お問い合わせ先

これらの研究に関して不明な点がある場合、あるいはデータの利用に同意されない場合には、以下にご連絡頂きたいと思います。なお、いずれの研究も本学の医学部倫理委員会の承認を得ております。研究への参加をお断りになった場合にも、将来にわたって当科における診療・治療において不利益をこうむることはありませんので、ご安心ください。

連絡先:東京大学医学部付属病院消化器内科 中井陽介(研究責任者)
住所:東京都文京区本郷7-3-1

ページの先頭へTOP